論理情動療法とは、ABCDEモデルを主張する心理療法で、認知行動療法の1つである。提唱者は、Ellis,A.(エリス)である。エリスは、ある出来事(A-activating event)に対して非合理な信念(B-belief)をもつために、否定的な感情や悩みといった結果(C-consequence)が生じると考えた。非合理な信念とは、特に「すべて〜でなければならない」といった、融通の利かない固定的な信念を指す。そこで、その非合理的な信念を論駁し(D-dispute)、合理的な信念に修正するよう援助する。その効果(E-effect)として、自らの目標達成に向けた適応的行動がとれるようになる。
コメントを残す