先日、回転寿司へ行った。
コロナのご時世だが、威勢のいい寿司屋だった。
回転している中には職人さんがいた。
目の前で握ってくれるのもウキウキする。
やはり回転寿司はこういう威勢のいい賑やかなのがいい。
さて、その職人さんの中に外国の方がいらした。
隅の方にいらっしゃったが、先輩の職人さんから嫌味のない葉っぱをかけられつつ、楽しそうに仕事をしていた。
先輩がアレをくれっと言うと、言う前から支度してさっと渡していた。
私たちがなんとなく注文の紙をどうしようか迷っているとさっと声をかけてくれた。
子どものメニューらしきものはすぐにピックアップして、子ども用ですか?と声をかけてくれて、可愛らしく盛り付けてくれた。
納豆巻きはお花の形だったし、他の握りも可愛らしく柄が組んであった。
盛りつけの面だけでなく、小さく切ってあるので子どもの口のサイズに合うという寸法だ。
本当によくアンテナを張って、気が回る職人さんだ。
何より、楽しそうだった。
先輩からの言葉も嬉しそうだし、私たちが可愛い盛り付けを写真に撮ると嬉しそうに誇らしそうにしていた。
何かを始めて間もない頃は皆こうなのではないかと思う。
新しいことができるようになって嬉しい。
人に褒められることが嬉しい。
人に親切にしたいと思う。
とにかく、そのことをやりたい。
しかし、だんだんと腐ってくる。
たいしてスキルもあがらない。
指導されるのがうざい。
人の世話を焼くのが面倒臭い。
とにかく、もうそのことはやりたくない。
だから折に触れて自分を客観視し、初心を思い出さなければいけない。
これはあらゆることに言える。
パートナーを想う気持ち。
子どもを想う気持ち。
家族を想う気持ち。
仕事に対する心構え。
自分に対する気持ちだってそうだ。
初心を思い返せば理想見える。
理想だけではない、一番ひたむきで綺麗な気持ちだ。
さぁ初心を思い出そう。
大切にしよう。
職人さん、勉強になりました。ありがとうございます。
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